馬主になるためには保有する資産や安定した収入等の厳しい審査があるため、特に中央競馬の場合はその立場になれる人は限られています。
会社の社長などの他、芸能人や元スポーツ選手などの有名人の馬主も多く、近年ではG1で活躍するようなトップレベルの馬を所有して競馬界を盛り上げています。
近年最も有名なのは、G1を6勝して年度代表馬にも輝いたキタサンブラックの馬主である歌手の北島三郎さんではないでしょうか。
現在の中央競馬の馬主の中でも古株と言えるほど長い馬主歴を持つ北島三郎さんですが、キタサンブラックの菊花賞が初めてのG1制覇となりました。その後は大レースで勝つたびに自身の歌を披露するパフォーマンスも話題になり、競馬ニュースだけでなく一般のニュースにも取り上げられるなど、大変な盛り上がりを見せました。
プロ野球やメジャーリーグで活躍し、大魔神の愛称で知られる佐々木主浩さんも中央競馬の馬主をしています。
それほど多くの頭数を所有していませんが、驚異的な引きの良さを誇り、少ない所有馬の中からG1ホースが何頭も出ていて、海外の大レースを勝った馬までいます。
有名人の馬主が所有する馬が活躍することで、様々なメディアで取り上げられるため、競馬ファン以外の人にもその情報が伝わり、競馬のイメージアップにつながったり、ファンの裾野の広がりが期待できたりします。